本堂建設しちゃった 鐘楼篇10【最終回 引き渡し→除夜の鐘】

2018年12月28日。とっても寒い日。暖冬とは言われながら、この日はこの冬最強寒波の底日で小雪も舞っている。

 

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引き渡しには書類のサインと建設に関するファイルをいただくというあっという間の儀式であるが、建設委員会を再結成したものの、打ち合わせすることもなく集まることがなかったので、このタイミングで集まってもらい、立ち会ってもらう&最終委員会をすることにした。

まず最終建設委員会をする。集まることがなかったので、各工事が行われた日程報告と会計報告(完成後の支払い予定も含め)と、完成が遅れた理由を報告する。
いくつか質問があったが、すぐに終わる。

 

そうこうしているときに、建設会社の専務さんと現場監督が来られる。
ロの字に配置した机のうち、仏さま正面の机におふたりを誘導する。

「皆さん、今回は本堂に引き続き鐘楼も弊社にご用命いただきありがとうございました。ただ、工期が遅れまして大変申し訳ございません。何とか除夜の鐘には間に合うことができました。」と専務さん。

 

建設委員さんの中には約1ヵ月遅れで、大晦日の除夜の鐘には絶対間に合わせて欲しいというのは最低条件だっただけに、イライラしていた方もおられたかもしれない。
12月に入ってから現場監督は、工期が遅れていることに申し訳ないと何度もおっしゃっておられたのもあり、直前の建設委員会で「遅れたかもしれないけど、大晦日には間に合ったんだし、監督も何度も謝っておられたので責めるコメントは控えめにして欲しい」とお願いしておいた。

工事が終わった今、このような責めるコメントからは何も生まれない。類まれなる技術で建設してもらったことへの感謝をしていただきたかったのだ。

署名と捺印して引き渡しはあっという間に終わった。

 

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そのあと、完成記念の法要を行った。大規模な落慶法要を行う予定はないので、建設委員の方々・専務さん・現場監督に立ち会っていただき、小規模だが鐘楼前で落慶法要を行った。
ただ・・・極寒で小雪の舞う日だけに、お勤めは本堂で行い、撞き初めだけを外で行った。

まず住職であるボクが撞き、その後建設委員長(総代長)、建設委員会メンバー、専務さん、現場監督と撞いてもらった。

周りを見渡すと寒いというよりも完成をそれぞれに喜ぶ表情をされておられる。

これにて最終建設委員会、引き渡し式、落慶法要という一連の行事が終わった。


2018年12月31日、除夜の鐘。

 

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この日は午後イチから準備のため、壮年会のメンバーに集まっていただき、駐車場の線引き・テント張り・焼いも用のサツマイモを洗っていただいた。
うちのお寺では毎年400人以上の方に除夜の鐘へ参拝していただいていて、お寺だけでは対応できないので壮年会にスタッフをお願いしている。

夜11時45分、撞き始め。最初は住職であるボクが撞く。そのあとは並んでもらって順次撞いてもらう。一番賑わっている時は本堂で参拝の対応していたので確認していないが、列が最大で70メートルほどにもなったとのこと。
我ながらすげー。

カウント係のスタッフによると、最終的に470人が参拝された。

 

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除夜の鐘が終わったということは鐘楼建設に関する一連のことがすべて終わったということ。あとは最終の支払いとその会計監査くらいか。
そして、本堂建設をしようと話が持ち上がってから換算すると約5年が経過していた。そんなに経っていたんだね・・・。これで建設関係はすべて終わりとなる。

 

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本堂・鐘楼の両方とも新築にするというお寺は全国探してもそんなにはないだろう。これはすべてお寺に関わってくださる皆さんの協力があってのこと。

ひとりでは何もできなかった。
ひとりでは心配でしょうがなかった。
でも、ひとりではなかった。

ありきたりかもしれないが「感謝」ということしか思い浮かばない。


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ホント、ただただ感謝です。


これで「本堂建設しちゃった」シリーズはすべて終わりとなります。

 

文才もなく、淡々と状況を記すだけにここまでお付き合いいただいた読者の皆さんに感謝です。
最初は忘備録くらいの軽い気持ちで始めたものの、各方面から反響があり正直驚いています。ありがとうございましたm(__)m

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