お坊さんに聞いてみよう!2(元ジョビジョバ 木下明水さんのこたえ)

ゲストお二人目は、メリシャカLIVEでMCを担当して下さっています、元ジョビジョバで今お坊さんの木下明水さんです。皆さまからいただいた質問は、こちらに載せています。


Q1.明水さんは、以前ジョビジョバで活動されていましたが、当時活動する中で、何かかっとうやポリシーはありましたか?芸人さんて、破天荒なイメージ
があるので。(
PNたえこ)

A1.破天荒であろうと思い、いろいろやりました。「なんでもやるぜ、なんでもやれるぜ、あれ俺いま光っているぜ」とよく思っていました。


わりと自信家でした。わりとバカでした。変な人だったかもしれません。服装も言動も歩き方も変でした。


人の話は聞かない。適当な男でした。親友に『友達に紹介したくない友達一位』と言われました。『ハンドルを握らせてもアクセルは踏ませたくない男一位』に輝いたこともあります。『付箋を全てのページに挟むような男』と揶揄されたこともあります。原色の服が好きで『グリーンマントのピーマンマン』と言われたりもしました。


心が散り乱れた男だったので葛藤もありましたが、あれが本当の葛藤なのかどうかは分りません。寝たらスッキリするレベルの葛藤でした。真剣に悩むことも出来ない散り乱れた心だったのでしょうね。


「ポリシーあったっけ?」と考えてみましたが、まともなものはありませんでした。


今も心は散り乱れたままです。そんな私をおすくいになる仏さまがおられる。今はそれだけでいいのです。それがうれしいのです。阿弥陀さまがおすくいになる。



Q2.
人は何のために生きるのでしょうか?(未だに、わかりません)(
PNくろちゃん)

A2.あなたが何のために生きているのかは知りません。わかりません。ただ、私が何のために生きているのかは知りました。


いいでしょ。うらやましいでしょ。素敵でしょ。あれ俺いま光っているでしょ。


じゃあどんなステキな人生を送っているかというと、まあこんなもんです。


好き嫌いもなおらず、心はもやもやしっぱなし、夏には冬がいいなぁと思い、冬には夏がいいなぁと思う。「このセーターどうしよう買おうかな買うまいかな」とか、「わっ!この新譜すてき!」とか思いますわなそりゃ街に出ると。


新製品が出るたびに「
7インチタブレットにするか10インチタブレットにするかそれが問題だ」とどうでもいいことで苦しみます。スマホに機種変更した友人に「メールと電話と時計だけでしか使ってないならもうそれはただの携帯だ」と悪態をつきます。


時には妻に「おざなりとなおざりって一緒?」とか聞きますし。「あれ?おりざり?ざおりく?りべりおん?」とか、「ダンデライオンって何だっけ?」とか意味ないことを言いますわね。それで
Googleで検索します。そのうちポンデリングが食べたくなります。


一日三食忘れることなく食べ、「美味い!」とか言いながらビールのんで寝て起きて食べて寝て起きて。


そんなこんなしているうちに月日は流れ、年齢を重ね、辛い別れも経験するでしょう、立ち直れないことも沢山あるでしょう、やけ酒をあおることも。しかし腹は減る、眠くなる、笑って泣いて、怒りに振り回され、病に苦しみ、陰口を叩かれることもあり、くだらないアダナもつくでしょう。『グリーンマントのピーマンマン』とか。


まあ、なんだかんだ言ってやがて死にます。若くして死ぬかもしれません。「もうそろそろいいんじゃない」と息子から言われるくらいまで長生きするかもしれません。まあ必ず死にますわね。


その時に「こんなはずじゃなかった」と言って死ぬかというと、そうではありません。


「ああーよかったーありがたい人生であった」と言って終わります。阿弥陀さまがご一緒の人生でした。

 
あの『むんにゃむんにゃ』と聞こえるお経にはですね、私をおすくいになると説いてある、阿弥陀さまがご一緒だと説いてある、帰る世界がある、それはお浄土であると説いてある。お経は他人のことが説いてあるのではない、私のことが説いてある。


何のために生きているのか?教えに出遇うためでありました。お浄土で仏に成るのです。


くだらない私の日暮らしがそのまま仏道になる。ありがたいですね。お念仏よろこぶ日々はありがたいです。阿弥陀さまがご一緒です。



Q3.
死ぬのがこわいのですが
死んだら私はどこへいくのでしょうか?(PNさな)


A3.
私はお浄土へ意気揚々と帰っていきます。ちなみに私も死ぬのはこわいですですよ。大好きな家族もいる。そりゃあこわいし出来るだけ長く一緒にいたい。


しかし、いき先は知っております。お浄土参りです。お浄土参り間違いないと私が思っているから間違いないのじゃないです。阿弥陀さまが間違いなくすくうと仰せくださる。だから間違いない。


阿弥陀さまにまかせております。


「なんかちょっとうれしい」と言って火曜に死んだらイオンに行くかというとそうではありませんね。何曜日に死のうが、いくつで死のうが、病気だろうが事故だろうが、お浄土参り。


阿弥陀さまは私のくるしみもかなしみもご存知です。そんな私をおすくいになる。阿弥陀さまが私をお浄土で仏に成す。南無阿弥陀仏。


あなたがどこへいくのか、知りません。ただね、あなたをおすくいになる阿弥陀さまがもうすでにあなたをお求めなのです。阿弥陀さまが満ち満ちてくださっています。この世界は苦しみ悲しみが多いですが、かならずすくうと仰せになる阿弥陀さまのお慈悲が満ち満ちた場所です。


笑っていても泣いていても私は阿弥陀さまのお慈悲の中。


お念仏よろこぶ人生はありがたいです。「南無阿弥陀仏」はそのままが阿弥陀さま。名前の仏さま、声の仏さま。我が耳に南無阿弥陀仏と聞こえてくださる仏さま。阿弥陀さまがご一緒です。



木下 明水(きのした めいすい)


伝説のコントグループ『ジョビジョバ』メンバー。お寺の跡取りとして生まれるが「お坊さんをやる自信がありませんので」と俳優・芸人・作家業に。ところが2005年「仏教が大好きになりました、笑いの事がわからなくなりました」とお坊さんに…。法話したり研鑽したり。人に甘く、嫁に甘く、犬にも甘く、自分にはちょっとだけ厳しい。


メイスイさん、ありがとうございました。

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